熱中症対策
- 森瀬クリニック
- 2018年8月20日
- 読了時間: 2分
熱中症予防のための水分補給
予防のための水分補給にはスポーツ飲料が推奨されています
* 塩分をより多量に含む経口補水液も有りますが、
飲みにくいこと
スポーツ飲料と比べて、特に予防効果に大差は無いこと等より
無理して経口補水液を少量飲むより、飲みやすいスポーツ飲料を頻回に
大量に摂取する方がおすすめです。
* お茶を勧めるスポーツ指導者が未だにいるようですが、お茶は利尿作用が
あるので、むしろ危険です(麦茶はOK).
こういう指導者がいるクラブはすぐに辞めましょう
熱中症の症状
重症度 【低】 直ちに病院へ搬送してください
めまい、立ちくらみ や 顔のほてり
筋肉痛や筋肉のけいれん
体のだるさや吐き気
汗のかきかたがおかしい(ふいてもふいても汗がでる、全く汗をかかない等)
体温が高い、皮ふの異常(皮ふが赤く乾いている等)
重症度 【高】 生命にかかわる状態です 救急車を要請してください
呼びかけに反応しない、まっすぐ歩けない
水分補給ができない(自分で飲めない人に無理に飲ませてはいけません)
搬送前にするべきこと
水分補給
意識があり飲水出来る場合は、スポーツ飲料を少しずつ飲ませる。
スポーツ飲料が無い場合は、水でもOK。
冷却
ショック状態で無ければ、冷水で冷やす。
氷水の浴槽などで体を冷やす
*2℃の水に9分間体を浸すと深部体温が約1℃低下します。
浴槽などが無ければ、大量の水を噴霧する、少しずつかける等で冷却する
*冷却する場所は、脇やそけい部でも、他の部位でも効果は変わりません。
出来るだけ広い範囲を冷やすように心がけてください。
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