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  • 執筆者の写真森瀬クリニック

熱中症対策




熱中症予防のための水分補給


  予防のための水分補給にはスポーツ飲料が推奨されています

   * 塩分をより多量に含む経口補水液も有りますが、

      飲みにくいこと

      スポーツ飲料と比べて、特に予防効果に大差は無いこと等より

  無理して経口補水液を少量飲むより、飲みやすいスポーツ飲料を頻回に

  大量に摂取する方がおすすめです。

   

   * お茶を勧めるスポーツ指導者が未だにいるようですが、お茶は利尿作用が

     あるので、むしろ危険です(麦茶はOK).

こういう指導者がいるクラブはすぐに辞めましょう



熱中症の症状

重症度 【低】  直ちに病院へ搬送してください

  • めまい、立ちくらみ や 顔のほてり

  • 筋肉痛や筋肉のけいれん

  • 体のだるさや吐き気

  • 汗のかきかたがおかしい(ふいてもふいても汗がでる、全く汗をかかない等)

  • 体温が高い、皮ふの異常(皮ふが赤く乾いている等)

重症度 【高】  生命にかかわる状態です 救急車を要請してください

  • 呼びかけに反応しない、まっすぐ歩けない

  • 水分補給ができない(自分で飲めない人に無理に飲ませてはいけません)


搬送前にするべきこと

  水分補給

  意識があり飲水出来る場合は、スポーツ飲料を少しずつ飲ませる。

  スポーツ飲料が無い場合は、水でもOK。


冷却

  ショック状態で無ければ、冷水で冷やす。

  氷水の浴槽などで体を冷やす

     *2℃の水に9分間体を浸すと深部体温が約1℃低下します。

  浴槽などが無ければ、大量の水を噴霧する、少しずつかける等で冷却する

     *冷却する場所は、脇やそけい部でも、他の部位でも効果は変わりません。

      出来るだけ広い範囲を冷やすように心がけてください。



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